オリジナル編み込み靴下の色数でお困りの方へ
2024/4/5
こんな方におすすめ
- ・キャラクター靴下を作っているけど色数が多すぎて開発がストップしている。
- ・キャラクターライセンスの靴下を監修に出しているが版権元が妥協してくれない。
- ・色数をたくさん使う靴下のデザインを担当している。
本日はオリジナル編み込み靴下の開発において、「色数」でお困りの方々に向けて記事を書いて参ります。
「こんなに色数が多いけど作れるの?」
アニメなどのキャラクターデザインの靴下を製作するときに、突き当りがちなのが、色数の問題です。
色数を減らせば、解決することも多いのですが、「わかちゃいるけど減らせない。」特にキャラクターライセンスに関係するデザインなど、変更が難しいケースもあります。
そんな時どうすれば良いのでしょうか?
編み込み靴下の色数について
編み込み靴下の色数について、ひと巻きで数えます。ひと巻きとは靴下をぐるりと一周したときに何色の色数を使えるかということです。
弊社工場では8色まで対応可能です。
ひと巻きで8色というのは、その数しか色を使えないという意味ではありません。
あくまでも横のコース内での制限になります。
場合によっては合計10色~15色での対応も可能です。(柄によっても異なります)
【引用】当ホームページ「理想の靴下作ります」
靴下デザインを早めに修正して方向展開を検討する。
中国やベトナムなどで普及しているのは、ひとまき5色~6色に対応可能な編機です。
「5F」「6F」というように表記されます。
何回サンプルを作成しても、指定した色と違う色で上がってきてしまうという場合、そもそも機械の性能上表現ができないということがありえます。
その場合、何度やり直しても、サンプルが指示通りに完成することはありません。
早めにデザインを修正して、仕切り直しをするのが一番の近道なのかもしれません。
カタログに掲載されてしまったり、時が経てば経つほど、変更するのが難しくなっていきます。
より多くの色数に対応ができる編機を使用する。
6色機の上に、7色機(7F)、8色機(8F)という種類の編機があります。どうしても、デザインの変更(色数の削減)が難しい場合は、最後の手段として試してみる方法があります。
7Fは糸口が7つあります。6Fと比べると使える色が多くなります。
7色機(7F)、8色機(8F)を使いこなすには、一定の技術力が必要
靴下の絵柄は色数が多すぎて、柄が密集しすぎると、デザインの表現ができたとしても、横に伸びなくなります。
横に伸びない、すなわち「履けない」ということです。
工場が7色機、8色機を保有していたとしても、その性能を最大限発揮させて、履き心地を損なわずに、色数が多く細かいデザインを表現するには、一定の技術力が必要です。
弊社は台湾、中国ともに7色機、8色機を保有していますが、難易度が高いデザインはより技術力が高い台湾で製造しております。お気軽にお問合せくださいませ。
サービスメニュー
- 「靴下ブランドを立ち上げたい」ブランド、クリエイター、に向けて、「伴走型の靴下製造サービス」をご提供しております。
- ご相談を承っております。
- キャラクター靴下の色数で藁をもすがる思いで工場を探した私の苦い経験を綴っております。
合同会社ブリングハピネス代表。
中国内モンゴルで中国語とモンゴル語を学んだのち、東京のぬいぐるみ雑貨メーカーで9年間生産管理の仕事をする。2014年に起業し、台湾靴下工場と一緒に「靴下ブランドを立ち上げたい」デザイナー、クリエイター、ブランドに向けた「伴走型でじっくり取り組む靴下製造サービス」を立ち上げる。台湾工場の強みは細かなデザインの再現とはき心地の良さを両立させる技術力。起業してからの7年間で、工場と二人三脚で数多くのブランドの靴下製造を手がける。バーチャルで靴下サンプル製作が可能な島精機製作所デザインシステムを使用。
この記事を書いた人
岩村 耕平