オリジナル靴下のサンプル指示方法について
2022/10/24
オリジナル靴下のサンプルを製作する際、適格な指示を出さないと、それがサンプルのクオリティに跳ね返ってきます。
基本を忘れると、思いのほか落とし穴に陥ることもございます。
弊社の場合は、お客様とやりとりを行っている、中国語が堪能な日本人スタッフと靴下工場で30年間以上務めたベテラン台湾人スタッフが連携して工場に指示を出します。
指示を手順について下記の通りです。
1、お客様とやりとりを行っている日本人スタッフ自らビジュアルでわかりやすくかみ砕いた仕様書を製作する。
2、台湾人スタッフが仕様書をチェックする。疑問点や不足点があればクリアにして工場に送信する。
3、工場にサンプル指示を行う際仕様書はメールでのやりとりをしており、日本人スタッフにもCCされる。
母国語が日本語の日本人スタッフがお客様とコミュニケーションをとりながらわかりやすい仕様書を製作します。
弊社日本人スタッフは中国語での対応ができるため、仕様書も中国語で製作されます。
その上で細かいニュアンスでも適格に工場に伝わるように、台湾人スタッフが確認します。
台湾人スタッフは、靴下工場で30年間勤務したベテランですので、技術的な視点からもチェックします。
指示書は、基本的にメールにて工場に流されます。指示内容がブラックボックス化しないように、内容は日本人スタッフにもCCされます。
それでもサンプル修正が必要な場合もあります。その際は次回サンプルできちんとリカバリーします。
初回サンプルのクオリティに問題がなく1回でOKを頂けると、その分製造の時間を長めにとることができます。
じっくりと確認を取りつつ生産の進行ができるので、全体的な品質も上がって行きます。
弊社の強みは、自らの目で仕様書に目を通して、問題があればお客様にご指摘させて頂き、海外工場への指示も、真ん中に通訳や商社を入れる事なく直接指示ができることです。
工場が海外にありながら、工場との長年の信頼関係により、心理的な距離が非常に近い部分になります。
ただし、当たり前のことですが、当たり前のことを当たり前にできなくなった時、そこから隙が生じてしまいます。気を引き締めてお仕事を頑張って参ります。
ご不明な点などございましたらお気軽にお問い合わせくださいませ。
サービスメニュー
- 「靴下ブランドを立ち上げたい」ブランド、クリエイター、に向けて、「伴走型の靴下製造サービス」をご提供しております。
- オンライン、Email、対面での相談を承っております。
ブリングハピネスブリングハピネスhttps://www.bringhappiness.jp/656
- オリジナル靴下を製作したい方々に向けて、「製造工場を探したい」「どんな種類の靴下が製作できるか知りたい」など状況に合わせた記事を複数紹介しているページもありますので、よろしければご参照ください。
- 台湾製無地靴下の在庫を使うことで、靴下は100足/色~、100足の中で刺繍デザインは2種類までの対応ができるようになりました。
合同会社ブリングハピネス代表。
中国内モンゴルで中国語とモンゴル語を学んだのち、東京のぬいぐるみ雑貨メーカーで9年間生産管理の仕事をする。2014年に起業し、台湾靴下工場と一緒に「靴下ブランドを立ち上げたい」デザイナー、クリエイター、ブランドに向けた「伴走型でじっくり取り組む靴下製造サービス」を立ち上げる。台湾工場の強みは細かなデザインの再現とはき心地の良さを両立させる技術力。起業してからの7年間で、工場と二人三脚で数多くのブランドの靴下製造を手がける。バーチャルで靴下サンプル製作が可能な島精機製作所デザインシステムを使用。
この記事を書いた人
岩村 耕平