LCC(ローコストキャリア)の考え方を靴下メーカーの経営に取り入れる
2022/8/10
飛行機での移動において、最も大切なのは安全性です。「安全運行」という大前提の元、シート広さや、機内サービスを極力シンプルにし、その分運賃を下げるというのが、LCC航空会社の考えかたです。
弊社の経営も、LCC(ローコストキャリアー)と呼ばれる格安航空会社の考え方を取り入れております。
合同会社ブリングハピネスの代表の岩村です。(→プロフィールはこちら)
本日は靴下メーカーを営む私たちの経営スタイルについて紹介してまいります。
経営資源を靴下の「品質」に集中する
弊社の靴下は台湾で製造しています。多くの有名ブランドの製造を手掛ける専門工場です。
材質や質感、製造に付随する検品や検針などの品質管理について、有名ブランドを製造するのと同じ体制で生産を進めております。
靴下の品質は、飛行機でいう「安全運行」にあたり、弊社の業務において最も重要視している部分にあたります。
工場での製造が完了後、直接お客様に向けて出荷するのではなく、日本国内の自社物流倉庫にて、念には念を入れて全量検針を行います。
検針は工場でも行われていますが、金属などの異物混入は、靴下で言うと「事故」にあたります。
当然コストもかかりますが、安全安心な品質をご提供することが弊社の最優先事項にあたるので、省略はできません。
品質管理以外の部分を極力シンプルに。
靴下の製造と関連が薄い部分をLCCと同様に極力シンプルに運営するのが弊社の考え方です。
営業は全てホームページで行っており、弊社からの売り込みは一切行っておりません。
弊社は、利益を最大化する為に、工場のランクを落としたり、単価を下げるために材質を落としたりすることは一切ありません。
むしろ製造工場には、適正な利益を確保して喜んで仕事をして頂くようにしております。
品質を落とすということは、自分で自分の首をしめているようなものです。本当に大切な1%のために99%を削ぎ落とすというのが弊社の考え方になります。
靴下のコストについてより詳しく紹介している記事になります。もし宜しければ合わせてご参照くださいませ。
サービスメニュー
- 「靴下ブランドを立ち上げたい」ブランド、クリエイター、に向けて、「伴走型の靴下製造サービス」をご提供しております。
- オンライン、Email、対面での相談を承っております。
ブリングハピネスブリングハピネスhttps://www.bringhappiness.jp/656
- オリジナル靴下を製作したい方々に向けて、「製造工場を探したい」「どんな種類の靴下が製作できるか知りたい」など状況に合わせた記事を複数紹介しているページもありますので、よろしければご参照ください。
- 台湾製無地靴下の在庫を使うことで、靴下は100足/色~、100足の中で刺繍デザインは2種類までの対応ができるようになりました。
合同会社ブリングハピネス代表。
中国内モンゴルで中国語とモンゴル語を学んだのち、東京のぬいぐるみ雑貨メーカーで9年間生産管理の仕事をする。2014年に起業し、台湾靴下工場と一緒に「靴下ブランドを立ち上げたい」デザイナー、クリエイター、ブランドに向けた「伴走型でじっくり取り組む靴下製造サービス」を立ち上げる。台湾工場の強みは細かなデザインの再現とはき心地の良さを両立させる技術力。起業してからの7年間で、工場と二人三脚で数多くのブランドの靴下製造を手がける。バーチャルで靴下サンプル製作が可能な島精機製作所デザインシステムを使用。
この記事を書いた人
岩村 耕平