靴下を企画開発する際のゴールを考えてみる

靴下製造の考えが詰まったブログ

靴下を企画開発する際のゴールを考えてみる

2024/7/31

靴下を企画開発する際のゴールを考えてみる

靴下を開発をする際、お客様より「品質を落としてでも価格は下げたい」とのお声を頂くことがあります。

すべてにおいて価格を最優先として最低のスペックで開発を進める方法もありますが、先ずは何にこだわって、何を犠牲にするか具体的に検討されることをおすすめしております。

靴下の品質を構成する3つの要素とは?

靴下の品質を構成する要素は、大まかに3つに分かれます。

履き心地

糸のグレード、網目の数、縫製の処理方法などによって、肌ざわりや履き心地が異なります。

デザイン

無地以外の靴下を企画する場合、デザインの再現性も品質に含まれます。

デザインの精度を上げるためには、何回も調整を繰り返す必要があります。

パッケージと梱包方法

店舗またはネットもしくは両方で展開するなど、用途によって求められるパッケージ方法が異なります。

特に店舗で販売する場合、お客様が手を触れらることを想定する必要があるため、一定の対策が必要になることがあります。

靴下を開発する際のゴールを検討してみる。

靴下開発のゴールをブランド価値及びリピート率の向上に置くとしたら、

「履き心地とデザインに重点を置き、パッケージを極力簡略化して価格のバランスをとる」

「履き心地に一点集中をし、デザインに伴うコストを極力削る」

などの施策が考えられます。

履いたときの心地がよくなければリピートが見込みにくくなる可能性がありますので注意が必要です。履き心地は外から見えないため、軽視されがちな部分です。

こだわらないとおっしゃるブランドのお客様もいらっしゃいますが、実際に着用されるのは靴下をご購入される一般消費者の方です。

仮に無償で配布するノベルティなどに限定して開発をする場合は、履き心地のグレードは重要ではないかもしれません。

まずは開発のゴールを検討されると優先順位が見えてくるのではないでしょうか。

靴下の品質と価格の関係について下記ページでより詳しく紹介しております。

サービスメニュー

  • 「靴下ブランドを立ち上げたい」ブランド、クリエイター、に向けて、「伴走型の靴下製造サービス」をご提供しております。
  • ご相談を承っております。
  • オリジナル靴下を製作したい方々に向けて、「製造工場を探したい」「どんな種類の靴下が製作できるか知りたい」など状況に合わせた記事を複数紹介しているページもありますので、よろしければご参照ください。
  • 仕様にこだわった無地靴下の在庫を使うことで、50足/デザイン~の小ロット生産に対応ができるようになりました。

合同会社ブリングハピネス代表。
中国内モンゴルで中国語とモンゴル語を学んだのち、東京のぬいぐるみ雑貨メーカーで9年間生産管理の仕事をする。2014年に起業し、台湾靴下工場と一緒に「靴下ブランドを立ち上げたい」デザイナー、クリエイター、ブランドに向けた「伴走型でじっくり取り組む靴下製造サービス」を立ち上げる。台湾工場の強みは細かなデザインの再現とはき心地の良さを両立させる技術力。起業してからの7年間で、工場と二人三脚で数多くのブランドの靴下製造を手がける。バーチャルで靴下サンプル製作が可能な島精機製作所デザインシステムを使用。

この記事を書いた人

岩村 耕平

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